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小倉史也(経営・4年)

今回は小倉史也選手(経営・4年)のブログになります! 
昨年は箱根駅伝予選会、全日本大学駅伝、箱根駅伝と数々の大舞台を経験した小倉選手。上級生になるにつれてチームの主力として走る機会が増え、その姿には覚悟と闘志が伺えます。言葉少なに自らの役割をまっとうする姿は、静かにチームを引き締める存在です!そんな小倉選手のブログ、ぜひご覧ください。

こんにちは。経営学部経営学科4年の小倉史也です。日頃より多大なるご支援とご声援を賜り、誠にありがとうございます。
3月にブログを書いてから、早くも再び私の番が回ってきました。まさか最後のブログがこんなにも早く訪れるとは思っておらず、何を書こうかと少し迷いましたが、今回は、先日観戦に行ったセイコーゴールデングランプリ陸上で感じたことを綴りたいと思います。

先日、國安と本宮と一緒に、国立競技場で開催されたセイコーゴールデングランプリ陸上を観戦してきました。この大会は毎年5月に日本で開催される国際陸上競技大会で、世界陸連(World Athletics)が主催する「ワールドアスレティックス・コンチネンタルツアー」の最上位カテゴリー「ゴールド」に位置づけられており、世界各国からトップアスリートが集結します。ハイレベルな競技を間近で見ることができ、非常に貴重な体験となりました。私たちは男子3000mのレースから最後の種目まで観戦しました。どの種目も迫力があり、見応えがありましたが、中でも私の印象に強く残ったのは、女子走高跳に出場していた世界記録保持者のヤロスラワ・マフチフ選手です。マフチフ選手は、競技中の待機時間に寝袋で休息を取る独自のルーティンで注目を集めていました。このルーティンにはきちんとした目的があり、マフチフ選手自身が血流を良くし、体の柔軟性を保つために行っていると語っていて、ジュニア時代のコーチの助言がきっかけで始めたそうです。実際にマフチフ選手が寝袋にくるまり、バッグを枕にしてリラックスしている姿が電光掲示板に映し出された瞬間、会場はざわついていました。周囲が緊張感に包まれる中で、彼女だけが自分のリズムを貫く姿に、自分の調子を整える術を持っている人の強さを感じました。他の選手たちがすべての試技を終える中、マフチフ選手は前の高さをすべてパスし、1m91cmから競技をスタート。わずか1回の跳躍でこの高さを一発でクリアし、その瞬間、優勝が決まっていました。そしてその後も、何事もなかったかのように再び寝袋に戻り、次の跳躍に向けて静かに休んでいました。「自分を知ること」や「自分だけのルーティンを信じること」の大切さを、マフチフ選手の姿から強く教えられた気がします。マフチフ選手の姿を通して、自分のコンディションを知り、自分だけのリズムを大切にすることの重要性を学び、自分自身には特にこれといったルーティンはありませんが、自分を冷静にコントロールできる選手になりたいと感じました。いつか、自分もセイコーグランプリのようなハイレベルな舞台で堂々と戦える選手になり、納得のいくパフォーマンスができるように頑張りたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。マフチフ選手の様子は実際にYouTubeでも見ることができますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
そしてこれからも、立教大学男子駅伝チームへの温かいご声援をよろしくお願いいたします。

 

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